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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■視線を逸らす訳が在るのでしょうか
一つ、
一つ、
記された問いは。
飽く迄。
状態や危険度を、
把握する為で。
決して。
互いの、
想いの確かさを。
調査する問いでは、
無いのだけれど。
何故に。
自身の振る舞いを。
一つ、
一つ、
顧みて了うのだろうか。
凛として。
揺らぐ事の無い筈の、
信念に。
何ら。
恥じる事など、
無いのに。
「夫は協力的ですか。」
「『はい』と『いいえ』だって。」
「いいえにしてみる?」
何時もの、
悪戯心で輝きを増した、
姫の瞳に。
「そう想うなら。」
「いいえにしたら?」
余裕ぶった、
言葉を吐きながらも。
少しだけ。
自身の視線が泳いだ事に、
気付く。
産科の待合室で、
質問紙に、
答える時間が。
自棄に長かった。
12月22日(木)
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