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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何気無い感謝を忘れて居ませんか
突出した、
技術や能力を以て。

初めて、
為し得る形に対しては。


感嘆や、
尊敬や、
嫉妬や、
感謝や、
数々の想いを。

其処に産み出す事が、
容易だけれど。





極々簡単で、
日常に、
在り触れた形には。


想いを、
宿し行く作業を。

時に、
失念して了う。










けれども。



日常の、
在り触れた形を。

自身が、
維持出来ぬ時。




やっと、
其の重要性に気付き。

感謝を想わずには、
居られなく成るのだろうか。















 「ありがとう。」


唯の、
買い物の御礼に。

満面の笑顔を添え、
玄関先で、
出迎える姫に。




 「ん?」
 「肉と野菜買って来ただけじゃん。」


姫の、
気力や体力が。

俺の認識より、
明らかに低い事を知る。















多分、
其の笑顔は。


肉や、
野菜では無く。

菓子麺麭に向けられた笑顔に、
違いないのだけれど。
12月19日(月)
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