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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■取り憑く様に舞う気でしょうか
自身の、
経て来た時の嵩が。
増せば、
増す程に。
互いに交わした、
約束の数も。
漸増して行くのだろうか。
決して、
遣り残した訳では無い。
恐らくは。
機を、
自身に結び付ける能力が、
不足して居た故に。
当時の、
想う努力如きでは、
手の届かぬ場所だったのだ。
けれども。
想いの中で。
確実に育て上げられた、
白く、
小さな病は。
毎年。
果たせぬ約束を、
責め、
舞い、
俺を蝕み続けるのか。
「一緒に見てみようね。」
「嫌になるほどすごいんだから。」
貴女と、
果たせなかった約束が。
北国から届いた報に、
応ずるかの様に。
想いの内から、
産まれ、
俺を喰い荒らす。
今年も、
変わらずに。
北国に、
雪虫が届いて居る。
変わった俺は。
どんな雄に、
映るだろうか。
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References
Oct.19 2002, 「柔らかかったですか」
Mar.14 2002, 「挑んでも良いですか」
Sep.15 2005, 「画面にも刻まれた名でしょうか」
10月21日(金)
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