ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■互いを観て居ないだけでしょうか
互いを、
理解すればする程に。



特別に、
想い遣る事も無く。


自然と。

相手の望む振る舞いを、
産み出す事が、
出来るのかも知れないから。





意識する事無く、
生じた、
其の行動が。

相手の満足を得られた時。


少しだけ、
互いが、
近付いて居るのだと。

多幸感に、
包まれるけれど。





きっと、
現状の二人は。

其の極みには、
居ない。











其れならば。



諍い無く、
日々を、
進めて居る理由は。

何処に、
在るのだろうか。








 「小坊主?」

 「ん?」

 「初めて。」
 「一週間喧嘩しなかったね。」

 「確かに。」
 「想い遣れて居るのかな?」



最後の疑問符が。

半信半疑の、
お互いを、
反映して居るのだろう。












余裕が無いのだ。

個々人の、
今で、
精一杯なのだ。




相手を振り返る余裕も、
其処に、
無いから。

きっと、
諍いを生じさせる理由も、
無いのだろうな。
10月20日(木)
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