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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想い以外も縒り逢わせられますか
直近の目標に、
違いは無いのだけれど。
其処は、
到達点では無いのだ。
進み行く為に。
飽く迄、
必要と想われる、
通過点で。
寧ろ、
其の先に連なる、
広大な領域に。
事の、
本質が在るのだ。
其れ故に。
互いの想いを、
太く、
縒り逢わせながらも。
其の先の、
膨大な分岐点で、
迷わぬ為に。
互いの人生も、
縒り逢わせねば成らない。
初めから、
其の心算だ。
初めから、
俺は、
意思を伝え続けて来た。
過去に。
姫に。
何が在ったか、
其れは、
知らないけれど。
「息子のこととかも考えて欲しいの。」
「経済的にとかそういうことじゃなくて。」
「姫の息子はどう思ってるか知らないけれど。」
「俺は自分の息子に成るんだと想ってるけれど?」
「遠いから何回もは会えないと思うけれど。」
「一緒に帰ったりして欲しいの。」
「姫の親御さん達だって何が在るか分からないでしょ。」
「姫の御袋さんと住む事だって在るんじゃないの?」
「義母さんには何時会いに行くの?」
「御袋には姫の体調次第って言って在るよ。」
「其れより俺と姫の結論が先でしょ?」
やっと。
姫は土俵に、
脚を踏み入れた。
09月13日(火)
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