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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■第一希望は離別でしょうか
其れは皆、
一つ、
一つ、
個別の問いだから。
選択肢は。
飽く迄、
単独で在るのだけれど。
一つの選択は。
其の周囲に、
刻々と、
影響を及ぼすから。
個別の問いへの、
回答は。
単独では、
決して、
成立し得ないのだ。
互いの子は。
互いの籍は。
互いの職は。
互いの関係は。
並べれば。
肯定と、
否定と、
僅か三つの事なのに。
掛け逢わせれば。
十六通りから、
互いの許容する応えを、
探さねばならない。
「堕ろすと後悔すると思うから。」
「籍入れたら後悔すると思うから。」
「仕事は続けられるって。」
「離れて暮らす?」
姫の回答は、
単純だけれど。
其の主張を、
護り行く能力は。
俺にも、
俺の周囲にも、
ましてや、
姫自身にも。
無い。
07月11日(月)
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