ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■逢いたい故の略奪劇ですか
何度も、
何度も、
煮え湯を飲まされて。

十二分に、
記憶は、
埋め込まれたから。



危険に応じる其の場所が、
半ば自動的に、
注意を喚起する事は。

飽く迄、
正常かつ自然な反応だけれど。




本来は、
防衛的に機能する為の、
場所だから。



身体に、
何の危険も及ぼさぬ筈の、
略奪劇が。

何故に、
眠りをも侵食するのだろうか。








俺のおかずが、
減って終った事を。

想った以上に、
今迄姫は、
悔いて居たのだろうか。















 「舌なめずりしてたんだよ!」
 「だからもう一回買いに行ったんだよ!」


我が家には、
居ない筈の飼い猫に。

買ったばかりの鰊を、
喰われ。



 「小坊主がお水あげないからだよ!」


自身の油断を。

何時も通りに、
姫は俺に擦り付る。












 「夢であのにしんを食われたの!」
 「わざわざまた買いに行ったんだから!」
 「小坊主がちゃんと猫に水あげてれば・・・」

 「それを俺のせいにするなよ。」


昼寝から寝覚めた姫は、
一気に捲し立て。

そして、
冷蔵庫の鰊を、
確認しに向かった。











そろそろ、
逢いに行こうか?





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References
 May.20 2005, 「傍に望むのは違う相手でしょうか」
 May.13 2005, 「俺より想いが深い日なのですか」
07月10日(日)
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