ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■必死に隠した遠慮なのでしょうか
極限は。
其の身から、
余裕を奪い行くから。
見えぬ様にと、
隠し潜めた想いを。
時に、
表出させるのだ。
其れ故に。
想いが揺さ振られる、
其の時に。
寄り添い、
支える対象を。
人は、
求めるのかも知れない。
揺れながら。
大きく、
揺れながら。
少しずつ、
姫の本音が響いて来る事へ。
零れる笑みを、
必死に、
隠し続けた。
「息子の事をお願いしたいの。」
「うん。」
「受験生だし。」
「でもちょうどお産になっちゃうから。」
「うん。」
「私自身が余裕がなくて。」
「もっとちゃんと育ててあげられればって。」
「うん。」
「受験のことわかるの、小坊主だけでしょ?」
「私にはわからないから。」
「うん。」
産んでも、
産まなくても。
出来て居ても、
出来て居なくても。
今回の、
俺と姫の間の結論と、
関係無く。
其れは、
当たり前の役目でしょ?
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References
Aug.05 2004, 「想いは壁を創って居たのですか」
07月01日(金)
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