ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■火消しは火を付ける者でしょうか
お互いの間には、
確かに、
境界線が存在して。


其の線を、
侵食せぬ様に。

想いを以て、
距離感を、
見積り続けるのだけれど。




其処には、
想いが在るから。

侵食に対して、
或る程度、
寛容に振る舞えるのだ。








けれども。




二人の周囲へ、
二人で築いた境界線に、
土足で侵入する、
其の存在へは。

想いなど無いから。








不要な敵意や、
過度の不快感が生じ。

更には、
二人の境界線の内側へ。
其の刃を向けて。



内なる存在迄、
傷付けて終うのだろうか。














 「押入にもあるんだね。」
 「私のパンツ、なかったよね?」

 「知るか!」



下着の置き場所の、
確認を、
俺に求める姫へ。

不要な怒りを向けて終った。












只の、
消防検査なのに。
06月15日(水)
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