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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何故に今だったのでしょうか
酩酊下では。
表層からの抑制を失った、
内なる本能が、
素直に、
表出されて来るから。
直接的に。
身体の欲する望みを、
獲得しようと、
振る舞うのかも知れないけれど。
同様に、
酩酊下は。
普段は、
隠し持って居る筈の。
抑制を失った、
深層の、
想い迄も。
隠し切れず。
鋭敏に、
姿を現すのかも知れない。
僅かなのに。
今、
自身に棲む、
想いへの。
微量の、
違和感なのに。
「小坊主、どうしたの?」
「わからん。」
「向こうで、何かあったの?」
「わからん。」
「酔ってるの?」
「わからん。」
俺自身で把握出来ぬ、
何らかの予感を。
きっと君に、
鋭敏に、
感知されたのだろう。
「どうして今なのよ・・・」
君のか細い非難を、
耳にしながら。
君の匂いが。
此の腕の中に、
木霊した。
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References
May.08 2005, 「顔を向ける方向が違いませんか」
05月21日(土)
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