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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■現実は飽く迄夢なのでしょうか
夢の出来事と、
現実の出来事の境目は。
時として、
曖昧に成り得るから。
夢が、
現実に飛び出る事は、
在るけれど。
果たして。
現実が、
夢に閉じ籠もる事は、
在るのだろうか。
夢の様な出来事は。
確実に、
目の前で生じた出来事で。
自身の身体に、
強く、
強く、
刻まれたのだから。
本当に。
夢に引っ込む記憶迄、
現実が、
逆戻りするのだろうか。
目が覚めたら。
夢での出来事の様に、
想ったのかも知れない。
或いは。
俺に信が無い故の、
単純な、
結果かも知れない。
其れとも。
其の言葉が、
諍いを収める為の方便と、
想うのだろうか。
「本当の意味で。」
「姫を大事に出来る雄に成れたら。」
「俺に付いて来てくれるか?」
「うん。」
「小坊主のこと大好きだもん。」
確かに交わした筈の、
其の会話は。
翌朝には、
呆気無く消え失せ。
素っ気ない姿だけが、
眼前に在る。
傷付けたのは俺自身で。
飽く迄、
自業自得だけれど。
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References
May.17 2005, 「基本を忘れた傲慢なのでしょうか」
05月18日(水)
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