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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■俺より想いが深い日なのですか
想う相手の、
記念と成る日付は。

飽く迄、
相手の記念日だけれど。




其の記念日を。

真っ先に、
或いは間近で、
祝えるなら。


其れは、
自身の記念日とも成り得るのだ。








其れ故に。


想う相手の、
其の記念日を。

毎年、
毎年、
育て行く筈なのに。



何故に。

時は、
其の想いを薄め行くのだろうか。









其れとも。

より想いの深い方へ、
顔を向けて居るだけだろうか。















 「誕生日だね。」


そわそわと、
浮き足だった姫の姿に。

未だ、
月末迄は間が在ると、
言い掛けて。




言葉を飲み込んだ。













姫は。



 「誕生日だね。」
 「猫、元気かな?」
 「三歳だよ!」



俺より付き合いの長い、
其の猫の方が。

俺より大切なのだ。





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References
 May.03 2005, 「猫程度だと言い張る気でしょうか」
 Apr.04 2005, 「安心では無く後悔なのですか」
05月13日(金)
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