ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■自分さえ済めば満足ですか
何れ程、
自身が想い続けようと。

何の様に、
自身が想いを注ごうと。


相手に、
正確に伝わらなければ。

其れは、
想いでは無いのだ。







其処に、
信頼感が在る故の、
振る舞いか。

其れとも、
身勝手な振る舞いなのか。


判別は出来ないけれど、
恐らくは、
前者なのだ。



けれども。



結果として、
相手に想いにそぐわぬ行為ならば。


自身の想いが、
何方でも。

飽く迄、
後者でしか無いのだ。











先に済ませて。

美味しそうに、
一人、
煙草を吹かして居た姫へ。


荷物を、
叩き付けた。















 「探してもいなかったんだよ。」
 「だからもう行ったのかなって・・・」


姫は、
言い訳しか口に出さないけれど。

其れは、
譲られた想いに、
何も想わぬ証拠でしか無い。













ほんの僅か前には、
互いに、
口にして居たじゃないか。

トイレに行きたいと。
05月06日(金)
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