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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■違いを嗅げと言うのでしょうか
虎視眈々と、
機会を窺って居るのだ。
観察し、
待ち、
誘導して。
無意識に、
うんと肯く瞬間に、
其の牙を、
瞬時に頚部へ向けるのだ。
遊び半分に。
けれども、
寝首を掻く為に。
其れ故に。
決して油断せぬ様、
感覚を、
研ぎ澄ませたから。
其処に棲む、
差異に、
過敏に反応して居るのだろうか。
其れとも。
本当に、
大した差異では無く。
同じ想いを、
只何度も繰り返して居る、
其れだけなのか。
其の、
ほんの僅かな差に。
俺は、
翻弄されて居るのだ。
「小坊主と一緒に住んだら。」
「二年でぽいぽいする?」
「しねぇよ。」
「じゃぁ。」
「一年でぽいぽいする?」
「だからしないって。」
「一年半でぽいぽいする?」
「あのなぁ。」
半を付けた姫の、
得意気で、
大真面目な顔が。
俺には、
理解出来ないよ。
03月27日(日)
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