ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165334hit]
■既成事実が欲しかったのでしょうか
恐らくは。
悪戯心や、
或いは遊び心の類が、
産んだ行為で。
もしかしたら。
征服欲や、
或いは安心感も
其処に、
含まれるのかも知れないけれど。
想いの中を、
最大限に埋め尽くして居るのは。
きっと、
悔しさなのだ。
既に、
同意して居る筈の、
同居へ。
既に、
後に戻らぬ筈の、
春へ。
異を唱え。
未だに、
決意が揺らぎ続けて居る、
姫に対して。
そして。
手を拱いて、
決定打を打てずに惑う、
俺自身に対して。
何か一つ、
事実が欲しかったのだろう。
頃合いを見計らい、
自宅へ、
電話を掛けた。
「何で小坊主が電話して来るのよ!」
俺の家の電話口から。
確かに、
姫の声がする。
----------
References
Mar.19 2005, 「想う相手は離れたのでしょうか」
Nov.29 2004, 「春は来ないのでしょうか」
03月24日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る