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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想う相手は離れたのでしょうか
朝、
目覚めの其の時から、
夜、
眠りに就く迄。

同じ対象を想い続ける事が、
在るのなら。


其れが、
自身であって欲しいと、
希うけれど。






慣れるからだろうか。

或いは、
違いを感知する能力が、
相対的に、
秀でて居るからか。






其の視線は、
決して俺には向かず。

今迄と異なる環境へ、
向かうのだ。



想いと共に。













まるで、
赤子が母親を呼び続ける様に。




 「寂しいよ。」

 「元気かな?」

 「電話してみる?」

 「小坊主が居なくなっても良いけど。」

 「猫居なくなると寂しいよ。」

 「猫の首に携帯ぶら下げる?」

 「そうしたらいつでも猫の声聞ける?」


姫は。

飼い猫の事ばかり、
口にし続ける。












お互い、
寂しさを消せずに居るのだろうか。














 「本当に電話して来たんだぞ?」


一時帰宅した、
息子の、
其の表情は。

嬉しそうだった。











何時もの、
面倒と言わんばかりの表情では無く。





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References
 Jan.23 2005, 「一晩で季節は戻るのでしょうか」
 Nov.29 2004, 「春は来ないのでしょうか」
03月19日(土)
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