ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■見ずに済む理由も想いでしょうか
隣の芝生は、
青く見えるけれど。

我が家の芝生は、
少し短めで、
痛く感じるかも知れないけれど。



其の芝生も、
此の芝生も。

根元に在る想いは、
きっと、
違いは無いのだ。







同じ流れが在ると、
感じた故に。

お互い、
理解し合えたに違いない。



其の場で交わす会話の、
一つ一つへ。

想いの一部を、
ふわりと流しただけで。












 「上司と寝ればポスト、みたいな世界だから。」
 「それで取った仕事でも、世の中の為じゃないんだもん。」
 「小坊主は世の中の役に立ってるじゃん?」


同窓会で、
久し振りに会う同期は。

周囲の渦流に飲み込まれ、
藻掻いて居た。


其の流れから、
抜け出したいと願いつつ。












 「其の人はさ。」
 「色々経験して来た人みたいだけれど。」

 「うん。」

 「今は穏やかな幸せを望んで居るから。」
 「だから俺と上手く行ってるんだと想うよ。」

 「成る程ね。」

 「手に入れば良いね。」

 「うん。」












穏やかな、
幸せを。

望んで居るのだ。



数多くの流れを見て、
其処に、
流れ着いたんだ。

多分。






だから俺は。

姫の過去を、
覗かずに居させて貰えるんだね。
03月20日(日)
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