ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想いの前に常識は無いのですか
きっと、
プリンを買って帰って来ると、
確信して居た。

きっと、
清涼飲料水を買って来てくれると、
確信して居た。

きっと、
呑み会を早く切り上げて来ると、
確信して居た。



其の一つ一つが、
何れ程、
想いに溢れた行為か。

逆立ちしたって、
其れを、
理解出来ぬ筈は無い。








其れでも。

何れだけ、
感謝して居ようとも。



怒鳴り付ける程、
堪忍袋の緒が切れた事に。

本当に、
気付けないのだろうか。

















酔って、
寝床に飛び込んで来た姫は。




 「酔って帰って来たんだか何だか知らねぇけど。」
 「常識ねぇのか、この大馬鹿が。」

 「良い気なもんだな。」
 「高熱で呻いてる病人に飛び掛かる人間がどこに居んだよ。」

 「自分のこと棚に上げて良く人に意見言えるもんだな。」
 「てめぇの都合だけで動いてんのはてめぇだろ。」




滅多に産まれぬ、
暴発した言葉を浴びても。

如何して、
何も考えようとしないのだ。












何れ程、
俺の事を想いながら行動したか。

其の位の事すら理解出来ぬ鈍感だと、
俺を詰り。


自己防衛の為に、
厚顔無恥の逆切れを、
楯に据えて。





 「何で私が怒鳴られなきゃいけないのよ!」
 「小坊主だって呑みに行くじゃない!」
 「私だけ呑みに行っちゃいけないの?」



姫は、
大声を張り上げ、
俺を非難する。














怒鳴った俺が悪いのか?





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References
 Mar.01 2005, 「祝うのが当たり前でしょうか」
03月02日(水)
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