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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■祝うのが当たり前でしょうか
迷いの理由は。

俺の体調に、
確かに関連が在るけれど。


決して、
世話を焼く存在が欲しかった故の、
迷いでは無いのだ。





恐らく、
嫌な想いをする羽目に成るのだろうと。

確度の高い予測が、
脳裏に浮かび。


其の嫌な想いに、
此の体調で耐えねばならないのかと。

そう感じた故の、
迷いなのだ。










今日は特別な日で在ると、
知って居たから。



今日、
卒業を迎えるのは。

姫の息子だけでは無く、
姫もであると、
理解して居たから。




誘ってくれた友人との、
祝宴に。


 「良いよ。」
 「行っておいで。」


姫を贈り出したけれど。







意識が朦朧とした、
此の体調で。

其の瞬間を耐えたく無いから。



俺は。

姫が呑みに行く事へ、
本音で、
賛成出来無かった。















案の定、
姫は予測と違わぬ姿で。



 「体調悪いから行くなって。」
 「本当はそう思ってたんでしょう?」

 「小坊主の体調なんか関係ないじゃない!」
 「私だって呑みたいわよ!!」



俺の体調など、
お構い無しとばかりに。

金切り声で、
捲し立て続ける。










きっと姫は、
自分が良ければ其れで良いんだ。
03月01日(火)
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