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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■揺らぎが減って居るのでしょうか
二つの、
別々の力で支配され。
不規則に揺らぐ、
混沌とした世界は。
時の歩みを、
空間へ埋め込めば。
類似した形を、
描き続けるかも知れないけれど。
境界線は、
常に揺れ動き。
何処かに収束する事は、
決して無いのだ。
自身の願望と、
自身の臆病。
相手の希望と、
相手の臆病。
何れ程、
其の軌道が近付こうと。
飽く迄、
其れは近傍であって。
次の瞬間に、
同じ場所を通る事など、
決して無いのだ。
けれども。
其の法則性は、
人を踊らせ魅了し。
其の場が、
複雑な空間で在る事を、
時に、
忘却させるのだろうか。
「F1でも見に行くのかよ?」
「違いますよ、仕事です。」
「ん?俺、ちょうど東欧じゃん。」
「ホントだ!」
「こっちにも来れば良いのに。」
「小坊主さんはこっち来ないんですか?」
「じゃぁ、モナコでデートでもしちまうか?」
「はい♪」
同僚と交わす、
軽口に。
魅入られる様に、
手が、
伸びそうに成る。
其の軌道は、
収束する事など無いのに。
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References
Feb.07 2005, 「研鑽の足りぬ鍵でしょうか」
02月14日(月)
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