ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■今を想う故の代償でしょうか
確かに、
忘却は記憶の為の術で。

新たな風には、
忘却の存在が不可欠だけれど。


同時に。


確かに歩み、
蓄積して来た全ての想いを、
消し去る事を。

引き替えにして行くのだろうか。





時の経過が、
全てを解決する筈は無いけれど。

何時の間にか、
時は、
事の解決を済ませて居る。


自身に、
気付かれる事無く。












 「五年経ったのか。」


五年振りに、
ツアーが組まれると。

目の前の画面は、
音声と共に歌を流すけれど。









大阪の、
玉子形の場所で。


彼の時。

隣のアイツのはしゃぎっ振りを、
確かに、
目の当たりにした筈なのに。


もう、
顔すら浮かばないのだ。














俺は、
何を視ながら生きて来たのか。

時々、
自信が無くなる。





きっと何時の日か。

全身全霊で視て居る今も、
消えて終うから。





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References
 Mar.20 2003, 「矛盾を武器にして良いですか」
02月10日(木)
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