ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165345hit]

■滞る想い故に増幅するでしょうか
抱いた想いを、
適度に、
適切に、
相手に伝える事が。

如何程、
肝要な事なのか。


今なら。

お互い其れを、
良く理解して居るけれど。



其の域に、
辿り着く前の想いは。

自身の内に、
滞り、
蓄積され、
自身の知らぬ間に、
増幅されるから。




過去に、
伝えられなかった想いは。

過去の、
過ぎ去った筈の想いは。


突発的に、
時を遡る能力を、
内に秘めるのだろうか。








抱いた想いが、
何時迄、
保たれ続けるのか。


きっと其れは、
想いの強さだけで、
定義される事では無く。

環境や時機が、
其処に、
深く介在するのだ。
















 「彼氏はいないんですよ?」


笑顔を向けて来る、
此の後輩の。

丁寧な、
疑問系の付録と、
其の意味に。



嫌に成る程、
あっさり。

気付いて終う。
















 「今から来ますか?」
 「無理・・・ですよね?」













俺が嘗て、
彼女に抱いて居た、
伝えぬ想いを。

彼女は、
勘付いて居たのか。





彼女が嘗て、
俺に抱いて居た筈の、
伝えぬ想いに。

俺が、
勘付いて居た様に。
12月22日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る