ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165345hit]
■此れが補強に成るのでしょうか
自身に巣喰う、
不安や、
不安定な箇所を。
時として。
寄り添う相手は、
上手に、
補強してくれるけれど。
抑も。
信の置けぬ、
不安の発生源が。
寄り添う相手、
其の者であっても。
相手の言葉は、
自身の補強に値するのだろうか。
二人の歩みが、
二年半と言う期間に至った事を、
自身で信じられず。
相手の想いが自身に向くのか、
其れのみならず、
自身の想いが相手に向かうか、
其れすらも信じられず。
其の上に。
相手の応えは、
根拠の存在しない虚言に他ならないのに。
俺は、
傍に寄り添う自信を、
此の身に、
秘め続けて居るけれど。
姫は、
何の様な雄と居られなかったのか。
其の話を、
姫は、
敢えて封印しているから。
不足する姫の自信を、
補強する為に、
其の問いに応える術は。
生憎、
持ち合わせないのだ。
「ずっと一緒にいられると思う?」
「居られるよ。」
口先だけの言葉を。
俺は、
今日も吐いた。
12月21日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る