ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■暴発の前に気付けますか
其れは、
防衛装置の一種で。
自身を護る為に、
本能的に、
発動される仕組みなのだ。
自身の、
余裕の無さを捕らえて。
確実に、
自身の行動力を低下させ、
無理をさせぬ為に。
忙しさに応じて、
人は、
不機嫌や無感情に陥るのだ。
けれども。
其の、
本能的な反応は。
時として、
自身の認識可能な範囲を、
超えるから。
制御し切れぬ想いが、
暴発し。
想いとは裏腹の刃を、
大切な相手に、
突き付けるのだろう。
「いつも優しかったら疲れるから。」
「小坊主だって怒鳴ったり怒ったりで良いんだよ!」
矢面に立つ覚悟を、
贈ってくれては居るけれど。
其れよりも。
其の装置の発動を、
確実に、
感知する存在が。
自身の気付けぬ変化を、
捕捉する存在が。
崩壊の前兆を、
丁寧に、
教えてくれるから。
想いとは裏腹の、
悲しい刃を、
振り翳さずに済む事へ。
感謝する。
昼の定時便に。
姫が、
想いを乗せて来た。
「何かあったの?」
未だ、
何が在ったか。
俺には、
良く分かって居ないんだ。
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References
Nov.12 2004, 「心の一部を捨てられますか」
12月08日(水)
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