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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■狂気の証拠でしょうか
愛しい、
其の存在を。
時として、
自身の目の前に固化したいと、
願うから。
狂気の想いが、
眼前に、
出現するのだろうか。
其処で、
其の命を断ったとしても。
其の対象を、
固化出来るなどと言う想いは、
幻想で。
其の対象に、
触れる事すら許されぬ世界に、
自身を、
貶めるだけなのに。
朝、
気が付けば。
「苦しい・・・」
「痛いよ・・・」
眼前の、
寄り添う対象は。
苦しみに喘いで居た。
我に返れば。
「ごめん・・・」
「何で首絞めたのよ・・・。」
両の手で頸部を包み、
強く力を込めた、
其の、
直後だった。
俺は、
少し狂い掛けて居るのだろうか。
首を押さえ、
息を荒げた儘の姫は。
刹那的な、
俺の狂気を。
例え夢で、
犬に襲われようと。
犬の首では無く、
姫の首を、
確実に絞めた俺を。
どう受け止めたの?
12月09日(木)
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