ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■欲しい答えが違ったのでしょうか
例え、
相手を想い、
相手に想われて居たとしても。


其の間で、
受け渡される感情は。

異なった物かも知れない。



求める想いと、
与える想いは。

同一の物に見えて、
相違した物なのかも知れない。





だからこそ。


互いの間に、
擦れ違いが生じ。

時として、
互いの想いに疵を負わせるのだけれど。












其れでも。



何の不信感や、
或いは、
何らかの違和感を。

互いに、
感知する事が無く。



恰も、
同一の感情を交換したかの様に、
想いが、
壁を擦り抜ける事が。






其処に在る絆の、
確かさの証拠なのだろうか。



















俺が求めたのは。


恐らくは、
姫から届いた想いとは、
異なる物なのに。

恐らくは、
相談に対する客観的な返答で、
感情論では無いのに。











何故に。





 「小坊主の人生に関わる立場になった時は相談に乗るね。」
 「どんな道でも小坊主について行きたいって思ってる。」



先に届いた、
具体的な相談の返答よりも。

後に届いた感情の方が、
心強い助言に感じるのかな。
11月30日(火)
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