ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165351hit]
■月明かりだったのでしょうか
時として。
自身の暗闇を、
優しく照らしてくれる、
其の月光に。
吸い寄せられ、
惹かれて行くけれど。
自身に、
距離が近い故に。
其の月の引力は、
強く、
感知出来るのであって。
飽く迄。
真に、
強き光を注ぎ続ける太陽の、
想いの隙間で。
其の存在を、
気付かせてくれるだけなのだ。
けれども。
遠くで自身を照らす、
強き太陽は。
自分の傍で、
輝き続けてはくれないから。
皆に光を注げる、
其の太陽は。
自分の為だけに、
輝き続けてはくれないから。
自分の傍で、
優しく輝く月光に。
揺れて了うのだろうか。
真に、
自身を照らす光は。
何れなのか。
空を見上げ、
時に想う。
事在る毎に、
月に揺れ、
月の魔力に墜ちたのは。
俺自身に、
間違いないけれど。
一方で。
想いの距離が近いのは、
寧ろ、
月の方かも知れないけれど。
何れが月か、
判別可能な方法すら。
抑も、
無いのだけれど。
----------
References
Feb.17 2004, 「何故撥ね返せなかったのでしょうか」
Sep.06 2003, 「此れが罪滅ぼしの代わりでしょうか」
Oct.13 2001, 「貴女の心はどこにありますか」
12月01日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る