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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■春は来ないのでしょうか
絶える事の無い、
永続的な刻の流れの中で。


変わらずに、
其処に在る物も。

続く事無く、
消滅する物も。

新たに、
出現する物も。


何れも、
大切な物だけれど。




仕事。
恋愛。
生死。
人生。

何の区切りも、
同時に、
新たな始まりで。


其の、
切り替わりの瞬間には。

少しだけ、
踏ん切りと覚悟が必要なのだと想うのだ。













来春は、
区切りの瞬間で。


俺も、
姫も、
姫の息子も。

今迄と、
完全に同じ形は取れないから。



来春は、
巣立ちの瞬間で。


俺も、
姫も、
姫の息子も。

今の場所には、
共に住んで居られないから。







懸案を、
一つでも解決しようと。


 「家、どの辺で探すの?」
 「何時迄に出れば良いの?」
 「姫と、一緒に住めるの?」


俺は、
姫に話を振ったのに。















如何して、
はぐらかすのだ。
















怖かろうと、
不安だろうと。

そして、
俺を信じられなかろうと。



区切りの刻は、
必ず、
眼前に現れるのに。





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References
 Nov.13 2004, 「終着駅への誘いでしょうか」
11月29日(月)
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