ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■映るのは同一の風景でしょうか
二人の、
歩んだ時を。
丁寧に、
蘇らせる為の手段であって。
手元に切り落とされ、
収められる時は。
決して、
他人の為では無い。
其処に、
切り落とされた時には。
撮された、
其の姿の他に。
其れ迄、
二人で歩んで来た時が、
刻まれて居るから。
初めて、
意味を為す画なのだ。
目の前に映る物は。
決して、
全ての想い出では無く。
其の裏に撮す、
深い想いは。
飽く迄、
個々人が撮し採る想いで。
決して、
二人と同一の想いでは無いのに。
「一緒に色んな所に旅行したいって言ってくれた事。」
「嬉しかった。」
たった今、
目の前で産まれた其の言葉に、
込められた想いを。
後でもう一度、
呼び覚ます為の術は。
「私と旅行したこと内緒で。」
「他の♀に写真見せるの目的なのが嫌だけど。」
姫には、
目的を達成する為の、
旅行なのだと。
未だに映るのか。
良いんだ。
きっと、
姫なりの表現だ。
不信感を残しつつも。
僅かに前進し、
前向きに替わったのだろうから。
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References
Apr.13 2004, 「二人では何処へも行けないのでしょうか」
Oct.19 2004, 「記憶は捨てる物だったでしょうか」
11月28日(日)
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