ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165354hit]

■理解の進んだ証拠でしょうか
想いの深さが呼び覚ました、
直感なのだろうか。

其れとも、
只の学習効果だろうか。



起き抜けの動作の、
素早さが、
妙に際立って居た事で。

今日の作業行程を、
慌てて、
組み直した。







迷子や、
脱走や、
行方知れずを。

何度も、
繰り返して居るから。



過去の鮮明な映像が、
簡単に、
脳裏に浮かび。


恐らく生じるであろう、
夕方の事態も。

殆ど同時に、
脳裏に浮かんだのだ。











 「解禁葡萄酒。」
 「買って帰ります。」


夕方の、
仕事帰りの姫の文に。

報告が、
重ねられたのを確認して。


帰宅の準備に取り掛かる。




三十分後には。

きっと、
電話が掛かって来るのだ。












此れを。

少しだけ、
姫を理解して来たと言っても、
良いのだろうか。


或いは、
馬鹿な想いだろうか。














 「今日も遅くなる?」

 「すぐ帰るから。」


予想通りの、
姫の、
電話に。

用意した荷物を抱え、
用意した答えを繰り返した。






急いで、
帰らなきゃ。





----------
References
 Jul.04 2004, 「既に他人だと言う事ですか」
 Apr.07 2004, 「其れでも欲しい唇でしたか」
11月19日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る