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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■最後の一日分を捲り終えましたか
重ねれば重ねる程、
想いは、
一層深みを増す物だとしても。



深み在る想いの、
表現に。

言葉や、
行為の、
幾層もの重ね逢わせが要らぬのは。


何故だろうか。









数多の好きが、
決して、
相手に響かぬ一方で。

僅かな視線や、
些細な表情が、
相手の芯を捕らえて離さぬ時に。




想いの要として、
其処に在る筈の流れが。


二人の想いでは無く。

時間と言う次元で、
独占的に、
支配されて居るだけの様な気がするのだ。


















昼の定時便が。

普段の長文では無く、
僅か数文字で在った事が。


殊更、
意識の深さを表現して居る事に、
瞬時に気付き。




いよいよ、
お互いが完全に対等な場所へ、
足を踏み入れた事に。

想わず襟を正す。

















 「明日から。」
 「私、結婚出来るのよー♪」



黙って居られぬ、
其の姿に、
姫らしさを感じ。

想わず笑みを浮かべながら。




本当は。














 「おめでとう。」
 「日付変わったら、ワインで乾杯する?」



先を越され、
贈り物を贈る機会を奪われた事に。

悔しさを隠せない。





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References
 Oct.06 2004, 「日捲りを始めて居るのでしょうか」
11月06日(土)
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