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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■護る事も愛情で良いのでしょうか
起き抜けに、
身体を寄せ逢わせ、
互いを、
密着させる。
決して、
一寸の隙間も創らぬ様に。
毎朝の、
隣に在る温かみを感知し。
感謝の意を込めつつ、
想いを、
豊かに出来るのなら。
幸せな事に違いないけれど。
抱き逢う理由は。
決して、
想いを確かめる為では無いのだ。
事は、
急を要するから。
一瞬の遅れは、
或いは、
僅かな緩みは。
直に、
自身への痛みとして、
反映されるから。
自身の身を、
或いは相手の身を、
護る為に。
素早く抱き寄せ。
掛布団を、
頭から掛け直す。
何人たりとも、
二人に触れられぬ様に。
決して、
這い込む隙を創らぬ様に。
携帯から奏でられる、
目覚ましの音と。
殆ど同時に。
「来た?!」
「来るね・・・」
「走って来た!」
「飛んだ!!」
「ゴロゴロゴロ・・・」
奴は、
猫撫で声で甘えながら、
迫り来る。
俺と、
姫の身へ、
其の爪を突き刺しに。
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References
Sep.02 2004, 「敵か味方か何方でしょうか」
Mar.23 2004, 「寝坊の理由は誰のせいでしょうか」
11月05日(金)
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