ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■真剣だから慎重なのでは無いですか
何者が、
想いの深さを定義するのだろうか。


相手の求めを予測する、
読みの鋭さか。

相手の為を提供する、
懐の広さが。

相手の心地好さを、
最大限に引き出す技術か。



それぞれの要素が、
何の程度、
重み付けされて。

想いの深さに寄与するのだろうか。








恐らくは。


気軽に応え、
適当に応える事が。

相手の求むる、
振る舞いだったのだろう。



けれども。


其れは、
相手の為に成らぬ事で、
決して、
解決に成らぬ事が。

其の、
厳しさに内包されて居るのだ。







きっと。

迷惑千万だと想われるに、
違いないのだけれど。


















 「どうせネッ友には。」
 「忙しくても時間作って答えるんでしょ!」
 「何で私だけに厳しいの?」


苛々を叩き付け、
姫は、
寝床を飛び出す。













苦労の伴わない知識は、
決して身に付かないから。


真に相手を見つめた応えは、
案外複雑で、
一般論を並べて終わる話では無いから。



そして、
俺の解決方法を伝えても。

きっと姫は、
面倒臭いの一言で片付けるから。











 「腰痛のこと、調べてくれない?」

 「自分で調べた?」



朝の喧嘩が、
何れ程、
其の日一日に堪えようと。

応えを、
言わなかったんだけれどな。
11月02日(火)
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