ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■其の盾を刺せる矛は無いのですか
居住まいを正して、
一言一言を感じ取らねば。

其の言葉を、
伝えて来る理由や原因も、
俺に対する要求も、
皆目見当付かなかったから。


既に消した明かりを、
再び点灯させて。

布団の上に起き上がり、
座ったけれど。



其れでも、
変化は無かった。




愚痴か、
非難か、
疑問か、
別れ話か。


攻撃調の言葉を、
半端に並べ。

お互いの苛つきのみを、
増幅させるだけ。









何れ程の想いを、
贈り続けようとも。



 「私のプライド、ズタズタにされたから。」
 「小坊主を、信じられないんだよ。」


姫に巣喰って了った、
一つの想いが、
其れを簡単に跳ね除けるから。


不信が、
消える事無く在り続けると。

理解はしているけれど。













何をしても、
俺を信じられないなら。

早く斬れば良い。


疑問を感じ続けながら、
お互いの苛々を増幅させて迄、
寄り添う必要は無い。



年齢的に後が無い。

そんな理由で、
俺を捨て切れずに居るなら。



何時まで経っても、
俺を信じられる筈は無いだろう?
















 「私は、小坊主とは違う。」
 「小坊主のプライド傷付ける事はしてない。」


一人、
被害者の様に振舞う姫は。




面と向かって、
俺の自尊心を傷付けながら。

厚顔無恥に、
自己保身を図ってる。








今も。





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References
 Apr.21 2004, 「行為の選択を誤ったのでしょうか」
08月11日(水)
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