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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■如何にしても兄妹には見えないですか
相手を、
年齢差の在る相手だと、
感じた事が。
例え、
一度も無かったとしても。
相手が、
自身への年齢差を慮り。
自身には決して棲まぬ、
苦悩や不安を、
抱えるかも知れないと。
毎日、
推測しながら過ごすならば。
内に宿る想いには、
然程、
違いが無いのだろうか。
自分は意識しなくとも、
相手が意識して、
苦しむかも知れないと。
其の年齢差が、
強制的に生じさせるであろう、
想いを。
消せぬのだから。
お互いに。
年の差を、
意識した事は無い。
其れは飽く迄、
只の演技で。
実際は。
お互いの不安を覆い隠す為の、
方便かも知れないのだ。
初めて会った、
姫自慢の友人に。
自身より、
世の中を深く見続けて居る、
友人に。
誰からも、
口にされた事の無い言葉を、
投げられて。
動揺し、
狼狽する自身を感じた。
あっさり、
見抜かれたんだ。
常に、
戦々恐々として居る、
雄なのだと。
「姉弟って言われない?」
一番自然で。
けれども、
一番危惧して居た言葉かもしれない。
08月01日(日)
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