ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165366hit]

■誰を想って触れたのでしょうか
飽く迄、
其れは偶然の一致で。



其の種の夢が。


年下の雄の傍に、
寄り添い続ける雌には。

必ず付随する、
不安の、
具現化だと。



言い切るには、
根拠が薄いかも知れないけれど。









 「彼女もそんな夢を見るんだって!」



自身と同じく、
年下の雄に寄り添う、
姫の親友が。

姫と同様の夢を、
見ると。



其の事実を知った、
姫の表情が。

安堵感で溢れた事は。




紛れも無く、
示唆に富んで居る。












俺の横で、
眠りながら。

俺との、
幸せな瞬間を、
夢で得られないのは。



確かに、
姫の奥底に潜む不安の、
表出だから。



想いで、
包み込みたいと想うけれど。
















俺の横で。

俺に触れながら、
眠るのに。





何故に。

他の雄に、
触れる夢など見る?













願望が。
密かな願望が。


表出して居ると言う事?





----------
References
 Jul.12 2004, 「手の届かぬ夢ですか」
07月19日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る