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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■妙な妥協をして居ませんか
許す事と、
許さない事。
其の許容量が、
個々人に、
委ねられるとすれば。
其れは、
懐の深さなどと、
称されるかも知れないけれど。
其の範疇に、
内包されるべきでは無い、
領域が。
本当に、
存在するのだろうか。
順序を、
要に据えるのか。
其の質が、
優先されるべきか。
僅か其れだけの、
違いだけれど。
きっと、
根元に横たわる相違点に、
違いない。
「ねぇ。」
「許してくれないの?」
「俺が許すじゃなくて。」
「姫が許せるかどうかでしょ?」
「小坊主のは違うの。」
「私のはそうなの。」
「何故?」
「違いが分からない。」
雄が、
理解不能の女心に、
手を焼き。
雌が、
理解不能の男心に、
翻弄される事を。
許す許さないの土俵に、
本来、
上げるべき物では無く。
新聞や、
化粧品を、
飛苦無代わりに放った、
行為は。
其の土俵で、
裁かれるべき事だと。
姫は、
そう主張するけれど。
其の場に二人を導いた、
俺の振る舞いを。
性差と、
無神経と。
其の程度の言葉で片付けて、
終われやしない。
07月06日(火)
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