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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■井の中の蛙は安心でしょうか
自らに、
想いの豊かさが不足する時。
自身の、
直ぐ隣に在る筈の領域を、
感知出来ぬ時。
自身の、
視界に在る物が、
全てだと。
自分の世界が全てで、
他の世界は、
存在し無いのだと。
兎角、
勘違いをし勝ちだから。
自らに、
余裕が無い時程。
視野を、
広く保とうと願うのだ。
二人の時が、
増えれば増える程。
二人の時を、
増やせば増やす程。
二人で其処に、
停滞してしまうから。
互いに、
余裕が無い時でも。
別の世界に、
其の身を置いて。
自身の視界と、
自身の想いを、
拡げて。
そして必ず。
再び二人、
寄り添うんだ。
「今日一つ、分かった事があるの。」
仕事の中身を、
嬉しそうに話す姫の姿が。
俺の境界線をも、
柔軟に拡げて行くから。
自身の知らぬ領域で、
相手が深まれば。
其処に想いを加えて、
自身を深めて行けるのだから。
相手の姿が見えぬ不安に、
目隠しをしても。
相手の向上を、
ひたすらに願う時が。
在って良いんだよね?
06月29日(火)
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