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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■其処迄信頼出来ぬ存在ですか
零に近似する程、
甘い存在では無いのだ。
其の可能性は。
其の確率は。
例え、
想いが壊れようとも。
零に等しいと、
言い切れるのに。
其の言葉を、
文字にせずには居られない程。
過度の不安が、
纏わり付くのだろうか。
そんな言葉を、
雌に吐かせる雄など。
さっさと、
捨てて終えば良いのに。
「きっと小坊主は。」
「お尻なんて火傷する私の事なんて嫌いになるよ。」
姫は今夜も。
馬鹿野郎と吐き捨てたくなる言葉を、
投げ付けて来る。
此の二年。
姫は俺の、
何を見て来たのだろうか。
俺の届けた想いは、
本当に姫に辿り着いて居るのか。
必死に、
積み重ねた筈の想いは。
姫の過ごして来た、
世界の中では。
取るに足らない薄さなのかな。
06月30日(水)
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