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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■未だ隠れ家が在るのですか
蟠りを、
何処かに固めて捨ててしまえば。
或いは本音を、
何処かで、
整理する行為で。
常に自身を、
新鮮な状態で保てるなら。
此の魔法を、
使わない手は無いけれど。
二人で。
向き逢う其の場で。
互いの想いを、
吐露し、
整理し、
形創り、
削ぎ落とし、
真の想いへ辿り着く事が。
きっと本筋なのだと。
本能的には、
理解して居るんだ。
其れ故に。
相手の想いが、
直接自身に向かわぬ時。
姫の隠れ家に、
俺への想いが記される時。
其の想いは、
大きな感情の波を産むのなら。
其れより大きな波を。
俺は、
如何にして受け止めれば良い?
俺にとっての、
此処の様な場所が。
俺の知る、
姫の隠れ家以外に。
何処かに在るのか?
決して直接にも、
更には間接にも、
俺へは向かって来ない姫の想いが。
時々、
会話の中に見え隠れする。
繋がらぬ話に。
自身の事など棚に上げ、
そんな事ばかりを想う俺は。
真の想いを、
履き違えてるんだろうな。
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References
Jun.13 2004, 「別れ話に先手を打てますか」
06月23日(水)
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