ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■決まり事を一つ減らしましょうか
其の単語を、
封じた理由は。


其の単語の出現を、
逆手に取って。

攻撃に転じる為の、
手段では無い。



其の単語を、
封じた理由は。


相手の振る舞いに、
制約を加えて。

想いを破壊する為の、
手段では無い。





其の単語を、
封じてしまう事は。

飽く迄、
絆を育てる手段の一つで。



そんな決まり事など。

有名無実の存在だと投げ捨てても、
一向に構わないのだ。





互いの想いが育ち、
互いの理解が深まれば。


















其の言葉を口にしても。

今なら、
其の背景を読み取る事が、
出来るから。




二人の決め事を、
改める時期が。

そろそろ、
来たのかも知れない。








溜まり澱んだ想いを、
吐き出す為に。


 「もう自信が無い!」
 「もう無理!」


二人の間が、
裂ける覚悟迄を。

強いてしまうのなら。
















 「別れを口にしたら。」
 「本当に終わってしまうと思った。」


姫は苦痛に喘いで、
随分と葛藤したのだろうな。





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References
 May.13 2004, 「別れ話に先手を打てますか」
 Apr.23 2004, 「挫けぬ理由は残る希望故でしょうか」
 Mar.18 2004, 「護れぬ約束でしたか」
06月15日(火)
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