ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■既に消せない傷でしょうか
一つ一つ、
約束を実現して魅せて。
一歩一歩、
信を獲得出来るとしても。
信に値する想いが、
育つ迄に。
少し、
時を費やし過ぎたかも知れないから。
如何に、
想いを贈り続けても。
其の傷を癒す事は、
既に出来ないのだろうか。
過去の過失は。
姫の奥底の、
何処迄深く侵襲したのか。
姫の想いの中に、
負わせた数度の傷は。
塗り固めても、
決して固まる事は無いのだろうか。
姫の不安を、
打ち消す事が出来る様にと。
「これからも好きで居てもらえたら。」
「この傷も消えるかな?」
「消して魅せる。」
強い口調で、
言い切ったけれど。
不安を否定出来ないのは。
寧ろ、
俺の方なのだろうな。
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References
Apr.21 2004, 「行為の選択を誤ったのでしょうか」
Apr.13 2004, 「二人では何処へも行けないのでしょうか」
05月22日(土)
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