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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■意思をも曖昧にしませんか
僅かな変化には、
何事も無かったかの様に、
振る舞い。
大きな擾乱には、
徐々に徐々に事が変化する様に、
其の場を操作する。
緩衝領域。
二つの想いが、
境界で融け逢い。
其処に、
曖昧が産まれれば。
限り無く、
心地良いけれど。
一方に、
強い意思が在る時には。
其の領域は。
変化を拒む、
只の障壁でしか無いのだろうか。
心地良さを傷付けぬ様に、
近寄り。
少しずつ、
壁の内側へ侵入して。
手と手が、
触れたなら。
自身の優しさが、
自身の背伸びが、
相手の想いを融かして。
近寄れて居ると、
想うから。
其の壁の内に、
入る余地が在るのか。
或いは永遠に、
壁の内部には入れぬのか。
意思を有する身に、
其れだけを指し示して欲しいと、
渇望するんだ。
緩衝溶液に、
想いを注ぎ過ぎて。
何時の間にか。
想いが破綻し、
其の場が、
強酸で満たされた世界に成ってしまう、
其の前に。
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References
Jan.29 2003, 「何を言えれば良かったですか」
Aug.07 2001, 「別れは切なかったですか」
05月21日(金)
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