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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何方に在った重荷ですか
例え、
如何に自由に振る舞う事が、
許されていようとも。
例え、
如何に自由な想いで、
振る舞う事が出来たとしても。
長い間、
自身の肩に存在し続けた、
重荷は。
足枷には違いない。
如何なる時も、
枷は傍に在り続け。
蓄積した心の凝りに、
蝕まれ。
本来感じる必要の無い、
負い目として。
其れは、
姫自身の中に在り続けたんだ。
其れ故に。
初めて、
蟠り無く想いを突き付ける事が出来た、
此の一晩は。
大きな亀裂を生じ、
確かな傷跡を残した筈なのに。
姫にとっては。
開放感や、
清涼感を伴う、
一晩であったのだろう。
「あのね。」
「ん?」
「初めて。」
「小坊主の彼女になれた、気がするの。」
「そっか。」
其の、
姫の笑顔を。
俺は、
初めて見た気がするよ。
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References
Jul.27 2003, 「対等の土俵に登れますか」
05月11日(火)
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