ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■片想いなのでしょうか
其処に在る想いが、
意図する相手に、
真っ直ぐ向う事を。

幾度と無く、
伝えているのに。



何度と無く形を変えて、
想いを贈り続けても。

何故か、
届かぬ想い。





二人の言葉が。

何時でも、
何処でも、
正しく重なり逢うとしても。



やはり、
届かぬ想い。








 「両想いなんだよね?」
 「私の片思いみたい。」


常に片想いであると。

姫はそう感じ続け、
言い続けて来たかも知れないけれど。












 「俺も。」
 「片想いだって感じる事がある。」


初めて。

同じ想いを抱いて居る事を、
吐露した。
















 「小坊主。」
 「両想いになった?」

 「なったよ!」
 「大丈夫!」



姫の問いに、
そう応えたけれど。








不安にさせたく無かっただけで。


本当は、
未だ良く分からないんだ。
05月12日(水)
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