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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■対抗すべき脅威の対象でしょうか
気を許せば、
少し肌寒さを感じる、
微風に。
其の身を委ね、
揺らされながら。
可愛らしく、
振る舞う其の姿。
「私を観て♪」
未だ可憐な其の姿に、
魅せられた。
「可愛くて。」
「綺麗だよ。」
想いの土壌が、
其処に在るからこそ。
其の言葉を、
真っ先に届けようと、
其の文が、
産まれた筈なのに。
帰宅直後。
張り合うかの様に、
負けず嫌いの顔が二つ並ぶ。
「私を観て♪」
「私を観て♪」
食卓に上がり。
目の前で甘えながら、
盛んに食欲を意思表示する、
猫と。
「桜と私」
「どっちが大事?」
文の着信直後に、
返信を寄越した上で。
更に今、
目の前に顔を近付け、
盛んに対抗心を露わにする、
姫と。
飯。
喰っても良いか?
04月10日(土)
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