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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■迷いと確信は並立しないのでしょうか
迷いや惑いは。
時に人を、
臆病にさせる一方で。
時に人を、
大きく成長させ、
大きく変革させ得るから。
其れ自身を、
感じ獲る事の出来る心を、
常に愛でて在るけれど。
迷い、
惑いながら。
確固たる部分を、
其処に内包してはならないのだろうか。
想いには自信が在るけれど、
其れだけでは足らない。
人に棲まう、
想像や常識の枠からは。
恐らく、
姫は外れて居る。
年上。
子持ち。
再婚。
未だ既婚。
俺の身内の想定する、
想像や常識の閾値内には。
間違いなく、
姫は含まれて居ない。
それ故に。
何処が好きか、
何が素敵か。
其の型枠を上回る姫の魅力を、
きちんと言葉で伝え、
威圧しなければならないから。
其の説得力を身に纏って、
初めて。
迷いや惑いを、
捨て去る権利を得る筈なのだ。
「私のこと本当に好き?」
「迷ったりしてない?」
姫の問い掛けに。
「在る。」
「姫を好きな事に迷いは無いけれど・・・」
問を僅かに擦り替えて、
そう答えた俺が、
馬鹿なんだろうけれど。
其処で無いよと、
嘘でも方便を使わない俺だから。
きっと姫は。
不器用だと想いつつ、
俺を信頼してくれるんだと、
そう想う。
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References
Dec.28 2003, 「説得出来るでしょうか」
04月08日(木)
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