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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■寝坊の理由は誰のせいでしょうか
自身に向かう、
怒り混じりの言葉に。

何事か理解出来ぬと、
首を傾げ。


澄ました顔で振る舞う、
其の相手。






道理が通じぬ此の子に、
実は罪が無いと。

理解をしながらも。


 「こいつが上に乗るから、」
 「暖かくて寝坊したじゃんか!」


起き抜けに、
姫の息子が叫ぶ。










笑い声と暖かな雰囲気に、
感謝をしながら。


 「あんたが悪いんでしょう?」

姫は息子に。


 「お前は悪くないよなぁ。」

俺は此の子に。


そう、
言葉を掛けつつ。









息子の言葉に隠された、
事実に気付いて。

俺と姫は、
視線を通わせた。












今日一日の始まりを、
演出した主は。


 「にゃぁ。」


何時も一言、
答えるだけだけれど。



俺と姫の秘密に、
気付いて居るのだろうか。













今朝の姫も、
とても温かくて。

耐え切れずに、
二度寝をしてしまったんだよね。





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References
 Feb.19 2004, 「至福の時間を奪うのですか」
03月23日(火)
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