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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■至福の時間を奪うのですか
待ちたいと願う想いは、
大切な物だけれど。


大丈夫と意地を張り。

時に無理をして、
疲労を蓄積させてしまう人だから。



自身の帰りが何時になるか、
如何しても読めぬ時には。


 「先に寝てろ。」


相手を想う一言で、
先に願いを封じてしまう。






いや。

相手への想いだけが、
其の理由だろうか。









深夜。

冷たい身体を、
床に滑り込ませて。


 「嫌だ、冷たい!」


嫌がらせ半分に、
姫の温もりで身体を暖める、
其の心地好さが。

欲しいからなのかも知れない。











けれども。


至福の場所は、
今夜も先客に奪われて居るのだろう。









布団に潜り込むと。



姫の胸は露わになり。

敏感な部分が、
堅く成って居るんだ。










お願いだから、
寝間着を捲り上げないで。

お願いだから、
所構わず舐めないで。












今夜も、
俺の場所を横取りして。





 「にゃぁ。」


返事だけは優等生の、
天敵が。

姫を独り占めして居るのかな。
02月19日(木)
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