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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■自覚に縛られ自壊するのでしょうか
包容力の不足など、
端から自覚をしているから。
精一杯の背伸びをして、
加えて数寸だけ、
自身の器に弾力性を引き出して。
相手を想い続ける。
其れでも。
不足分を補えぬ事実と自覚が、
身体を圧迫し続けると言うのに。
余裕の無さなど、
相手に微塵も伝わる筈が無いんだ。
平然と、
悠然と、
自信満々に振る舞うから。
其の姿は、
相手への安心感を供給する代わりに、
自身の本心を犠牲にするから。
何度繰り返しても、
奴は何度も包める漢だけれど。
限度は在る。
「あなたは・・・」
「彼氏じゃなくて紐?」
「あのねぇ。」
「違うな・・・ペット!」
酔いに委せた甘えだと、
どれ程理解して居ようと。
鋭利な刃を切り刻み続ければ、
奴は自壊する。
「気にしてるんだから・・・」
「ごめん。」
「ペットは酷いよね。」
気付かぬ彼女は、
奴と愛玩動物とを比した事を、
頻りに謝罪するけれど。
奴に刺さった言葉は。
後者では無く、
前者だ。
お願いだから早く気付いて。
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References
Sep.23 2003, 「運命は他に在るのでしょうか」
Oct.21 2003, 「足りない条件は何ですか」
02月03日(火)
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